必見!補聴器 4メーカー それぞれの特徴と選ぶポイントとは?
ファミリー補聴器店長の吉野です。
補聴器購入を検討しているけど、メーカー製品の情報がわからず購入を悩んでいませんか?
この記事では、当店で取り扱っている補聴器メーカー4社、オーティコン・シグニア・フォナック・コルチトーンをご紹介します。
記事を読めば、メーカーごとの補聴器の特徴や提供サービスがわかります。購入の際の選ぶ基準としてぜひご覧ください。
Contents
補聴器 購入方法と選ぶ際に注意するポイント
補聴器の購入の流れをご紹介します。
- 耳鼻咽喉科を受診し、医師の診断を受ける
- 認定補聴器専門店に相談する
- 補聴器の選定・試聴を行う
- 購入後も定期的なメンテナンスを受ける
補聴器を選ぶ基準は、その方のライフスタイル・使用する環境により異なります。自分が使用する環境に合った種類と機能がある補聴器を選びましょう。
高い補聴器=自分に合う補聴器とは限りません。
補聴器 種類とは
補聴器は大きく分けて耳かけ型と耳あな型の2種類があり、それぞれ充電タイプと電池タイプに分かれます。
補聴器の種類と特徴
耳かけ型 | 幅広い聴力に対応しやすい装着した時の違和感が少ない |
耳あな型 | 補聴器の使用が目立ちにくい眼鏡・帽子・マスクなどの邪魔にならない |
自身のライフスタイルや聴力レベルによって、どのようなメーカーの補聴器が合うかが変わりますので、専門家とよく相談して選びましょう。
補聴器 6大メーカーとは
補聴器には世界6大メーカーと呼ばれる世界的に有名な6つの補聴器メーカー(フォナック、オーティコン、シグニア、GNリサウンド、ワイデックス、スターキー)が存在し、6社の合計で世界シェアのおよそ9割を占めています。
今回は、世界6大メーカーのうちの3社と、日本の主なメーカーから1社をご紹介します。
- オーティコン
- シグニア
- フォナック
- コルチトーン
順に各メーカーの特徴と違いを確認しましょう。
オーティコン (デンマーク)
100年以上の歴史がある補聴器メーカーです。難聴者の人生を変え、テクノロジーの限界を拡げる開発コンセプトがあります。
音を早く処理することで脳が音を理解しやすくしたり、音のバランスを正確そして迅速に処理し聞きやすい自然な音に調整する商品もあります。また、音の方向感覚を補助する機能を考慮。
世界初のDNN(ディープニュートラルネットワーク)と呼ばれるAI機能を搭載した補聴器オーティコン モアを製造しています。(2020年11月時点)
シグニア (ドイツ)
ドイツ発祥のシーメンスが前身で、約140年以上にわたり補聴器業界に革新を与えてきた老舗メーカーの一つです。
デジタル化も進んでおり、騒音の場所でも自然な音質で聞き取りやすいのが特徴。補聴器の種類も豊富でデザインがおしゃれで、長時間使用可能な充電式の補聴器がポイントです。
補聴器初心者や軽度難聴の方におすすめで、世界約110ヵ国で愛用されています。
フォナック (スイス)
1947年創業の補聴器メーカーで、聴覚分野に力を入れています。デジタル補聴器を幅広く展開し、世界シェアNO.1の補聴器メーカーです。(2021年3月時点)
世界各国の聴覚専門家と連携し、補聴器の技術・ワイヤレス補聴器に特化した開発に取り組んでいます。音に特化した自然な聞こえ方にフォーカスし、補聴器によるコミュニケーションの充実を目標としています。
商品ラインナップが豊富で、幅広い難聴レベルに対応可能です。
コルチトーン (日本)
国内補聴器メーカーのパイオニアとして、1957年に創業しました。
創業からお客様の声を直接聞き製品改善と製造を進め、利用者の立場に立った寄り添う理念を大事にしています。理念を基に、モデルチェンジや性能向上に取り組んでいます。
アナログ補聴器をはじめ幅広いニーズに対応した製品が魅力です。
保証制度が特に充実しており、最大4年間の紛失保証や修理保証などが設けられています。
補聴器 信頼できる購入場所とは
補聴器は信頼できるお店で購入しましょう。補聴器販売店を選ぶポイントは、2点あります。
- 認定補聴器技能者が在籍している
- アフターケアが万全であり、親密にアドバイスしてくれる
補聴器を購入できる場所は補聴器専門店をはじめ、介護用品店・メガネショップ・ドラッグストアなどさまざまです。補聴器購入後、何かトラブルが起きた際にアフターケアが受けられないと、せっかく購入した補聴器が使えなくなります。
このようなリスクを防ぐため、上記2点のポイントが含まれた購入場所を選びましょう。
先ほど選ぶポイントでもお伝えしたとおり、補聴器は個々のライフスタイルに応じて種類や機能を選びましょう。最新補聴器の機能が優れているからといって、必ずしも自分に合うわけではありません。
補聴器のプロフェッショナルである認定補聴器技能者に相談でき、アフターケアが受けられる購入場所を選ぶことをおすすめします。
まとめ|補聴器 メーカーから自分に合うものを選ぼう
補聴器は世界でさまざまなメーカーが開発・製造を行っています。この記事では世界6大メーカーのうち、オーティコン・シグニア・フォナックの3社と日本の主なメーカーの一つであるコルチトーンを紹介しました。
メーカーによって補聴器の特徴や聞こえ方、保証制度が異なります。購入の際は、認定補聴器技能者に自分の状態や気になる点を相談し、レンタルサービスを利用したうえで自分に合う補聴器を購入しましょう。
購入後使用していく中で、トラブルが発生した際に困らないよう、アフターケアがしっかりしたお店での購入をおすすめします。
日常生活を快適に過ごすため、自分に合う補聴器メーカーの製品を検討してみませんか。
Q&A①
補聴器はメーカーによって違いが大きいのか
補聴器はメーカーによって製品の特徴があり、聞こえ方・装着具合が異なります。自分に合ったメーカーの補聴器を選びましょう。
Q&A②
補聴器のメーカーは日本製がいいのか
補聴器は海外製品のメーカーが圧倒的な世界シェアを占めています。海外メーカーの歴史が長く、補聴器の種類も豊富です。日本製品もコルチトーンをはじめ、製品の性能や特徴が素晴らしい商品があります。
また、海外メーカーであっても品質確認は日本国内で行っています。オーティコンやフォナックのように、耳あな型補聴器などの部品の製造や組み立てを日本の技術者が日本の工場で行っているメーカーもあります。
日本製・海外製にこだわらず、自分に合う補聴器を選ぶことをおススメします。