コラム
補聴器について

子供用補聴器の選び方を紹介!店舗で試聴・比較しよう

ファミリー補聴器店長の吉野です。今回は子供用補聴器の選び方について解説します。

難聴があるお子さんの成長や学習をサポートするために、補聴器の装着は大切です。この記事では子供に起こる難聴と補聴器の必要性に加え、補聴器の選び方や購入するときに利用したい割引制度を紹介します。ぜひご参考にしてください。

子供に起こる難聴

子供に起こる難聴は、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性難聴は新生児1,000人に1人の割合でみられます。原因として考えられるのは、遺伝や妊娠中の胎内感染です。多くは新生児聴覚スクリーニング検査で発見されます。

難聴の度合いが軽度から中等度の場合は補聴器の使用、高度から重度の場合は人工内耳手術が勧められます。

後天性難聴の原因としては、頭部外傷やおたふくかぜ、滲出性中耳炎などが挙げられます。

お子さんの聴力が気になる場合は耳鼻咽喉科を受診してください。補聴器の使用は医師の診断を受けてからになります。

子供用の補聴器はある?

補聴器は生後数週間から装用できます。子供の難聴は言語の発育や学習コミュニケーションに影響するため、できるだけ早く治療や補聴器で聞こえを補うことが大切です。

子供向けに開発された補聴器は、次のような行動や環境が想定されています。

  • 外で遊ぶ
  • 走りながら聞き取る
  • 遠くの声を聞き取る
  • 声の方向を判断する
  • 話し声や雑音が多い

補聴器で聞こえを補うことで、子供が多くの音や言葉に触れる環境を作り、成長や学習をサポートします。

子供の補聴器をお探しの際は、お近くの補聴器販売店へご相談ください。

子供に合った補聴器の選び方

子供に合った補聴器を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

  • 聴力に合っているか
  • 耳の形状に合っているか
  • 効果が得られるか
  • 価格やメーカー
  • デザインや色
  • 目立ちにくい
  • ハウリングしにくい
  • 紛失しにくい
  • 安定性があるか
  • メンテナンスや修理保証

補聴器を装着した方がよいかどうかは、医師の診断を受けてください。耳の手術や人工内耳の使用を勧められる場合もあります。

以下、子供に向いている耳かけ型補聴器と、あると安心な機能、おすすめの製品について紹介します。

耳かけ型が一般的

子供向け、特に乳幼児が使用する場合は耳かけ型の補聴器がよいでしょう。耳かけ型補聴器は、本体を耳の後ろにかけてイヤモールドを耳の中に入れます。イヤーモールドはオーダーメイドで作製し、子供の成長に合わせて作り直します。

イヤホンクロスを使用して、補聴器本体を肩の位置で洋服に取り付けると、補聴器を耳にかけることなく利用できます。耳が小さくやわらかい乳幼児が聞こえを補うのによい方法です。

ほかに子供向けの補聴器として、軟骨伝導型、箱型(ポケット型)の補聴器があります。

耳あな型補聴器は、耳の形状が安定するまではおすすめできません。また、小さすぎる補聴器は誤飲する恐れがあります。

あると安心な機能

子供が外で遊んだり転んだりしても問題なく使えるように、強度や防水、防塵性が高いものだと安心できます。電池ホルダーにチャイルドロック機能がついているものだと、電池の誤飲や故障防止につながります。

学校は教室が広く話し声や音が多いため、会話の方向がわかりやすいかどうかも大切です。補聴器の周辺機器である、ワイヤレス補聴援助システムを使用すると、より聞こえをサポートできます。授業中にマイクを先生につけてもらい、マイクが拾った音をワイヤレスで補聴器に飛ばします。

また、補聴器のデザインやカラーバリエーションが豊富だと、お子さんの気に入る製品を見つけやすいでしょう。

おすすめの補聴器

スイスに本社を置く補聴器ブランドであるフォナックは、子供向けの補聴器であるスカイシリーズを販売しています。

お子さんの好みに合わせて色を組み合わせることができるほか、チャイルドロック機能や補聴器の状態を知らせるLEDインジケーター機能がついています。話す人の近くに置いて使用する、ロジャーマイクロホンと合わせることで子供の集中力や学習への参加意欲を高めます。

小児専用のアプリ、マイフォナックジュニアの利用や、スマートフォンとのBluetooth接続により、装用状態の確認や設定のカスタマイズが可能です。

ファミリー補聴器のバナー

店頭比較で子供に合った補聴器を選ぼう

お子さんに補聴器が必要と診断された場合は、ぜひ当店にご相談ください。実際に装着して、つけた感じや聞こえ方を比較しましょう。

子供用の補聴器を購入する際は、以下のように制度や割引を利用できる場合があります。

  • 聴覚障害者手帳を取得し、補装具として支給を受ける
  • 自治体の軽度中等度難聴児支援を受ける
  • メーカーの割引制度を利用する

総合支援法や自治体が定める要件にあてはまれば、購入負担を大きく減らすことができます。

また、子供は成長とともに耳の状態が変化しやすいため、補聴器購入後も定期的な調整が必要です。補聴器を長く使用できるよう、気になる部分があればお気軽にご相談ください。

A1:乳幼児でも補聴器の装着は可能です。音の情報が不十分だと子供の学習や成長の妨げになるため、できるだけ早く補聴器を装着した方がよいでしょう。まずは耳鼻咽喉科を受診してください。

A2:大きな音に反応しない、音がする方向を見ない、呼びかけても気がつかない、言葉が出てくるのが遅い、などが挙げられます。産院や小児科での新生児聴覚スクリーニング検査で発見されることが多いといわれます。