コラム
補聴器について

補聴器の価格相場は?活用できる購入サポート制度についても解説

ファミリー補聴器店長の吉野です。

補聴器にはさまざまなタイプの製品がありますが、価格は性能やメーカーによって異なります。価格だけではなく、自分の聴こえの状態に合った補聴器選びが大切です。

気になる補聴器をいくつかピックアップして、価格を比較したり相場を調べたりして購入を検討する必要があります。専門店スタッフに、自分にはどのような補聴器がよいか価格も含めて相談するのも重要です。

今回の記事では、種類別の補聴器の価格相場と購入サポート制度について解説します。補聴器を新しく購入する予定がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

補聴器の価格が種類別に異なる理由

補聴器は形状や性能、部品などによって価格が違います。防水性能や音がクリアに聴こえる性能があると、より高価になる傾向があります。

ただし、本体の値段が高いから性能がよいわけではありません。耳の形状や聞こえの度合い、装着した際の付け心地も大切な要素です。販売専門店で補聴器の試着やレンタルをして、購入前にどの補聴器が合うか確かめる必要があります。

種類別・補聴器の価格相場

補聴器は形状や性能によって価格が異なります。よく使用されている補聴器の種類は、主に次の4つです。

  • 耳あな型
  • 耳かけ型
  • 眼鏡型
  • ポケット型

この章では、それぞれの種類別に補聴器の相場を解説します。

耳あな型

耳あな型の補聴器は、耳の穴に収まるサイズの小型補聴器です。ワイヤレス充電可能な製品やBluetooth連動タイプのものなど、機能が進化しています。

利用者の耳穴の型をとってオーダーメイドで製造するので、価格はほかのタイプより割高な傾向です。なるべく補聴器を目立たせたくない方に向いています。

耳あな型の価格は、片耳で約10万〜60万円が相場です。主な製品には、フォナック補聴器のバートパラダイス30(片耳125,000円)、スターキー補聴器のEDGE AI 16(片耳330,00円)などがあります。

耳かけ型

耳かけ型は、ワイヤーを耳にかけて装着し本体が耳の後ろに位置する補聴器です。本体は耳あな型より大きめです。

本体に十分な大きさがあるため、さまざまな機能を搭載できます。スマートフォンと連携できる製品もあり、より利便性が高くなっています。幅広い聴力に合わせやすく、高度な性能を持っている製品も数多くあります。

相場は、片耳で約10万〜60万円です。主な製品には、シグニア社の「Styletto IX」(片耳209,000円)、フォナック社のテラ(片耳127,000円)などがあります。

眼鏡型

眼鏡型補聴器はイヤホンがついておらず、眼鏡と補聴器が一体になったタイプの製品です。眼鏡を耳にかける部分に補聴器が内蔵されているため、眼鏡をかける方にとっても役に立ちます。骨の振動によって音を伝えるため、外耳と内耳の閉塞のある伝音性難聴の方に向いています。

現在製造している会社は少なく、相場は約20〜25万円前後です。リオネット補聴器の「TH-1105」(片耳215,000円)などがあります。

ポケット型

ポケット型補聴器は、小型ラジオのようにイヤホンとコードをつないで音を聞き取れるタイプです。本体を胸ポケットに入れたり、首から下げたりして使用できます。

ほかの種類より本体が大きいため、高出力がしやすくハウリングが起きにくいのが主な特徴です。相場は約3〜12万円前後で、ほかの種類よりも安価で手に入ります。主な製品には、PANASONIC の「PHI-A35」(片耳55,000円)、リオネット補聴器の「HD-34」(片耳67,000円)などがあります。

補聴器の購入をサポートする制度

補聴器の購入は保険適用外のため、購入しにくいと考える方もいるでしょう。少しでも割安で購入しやすくするために、サポート制度が存在します。その制度は、主に次の2つです。

  • 補装具費支給制度
  • 自治体の助成制度

この章では、それぞれの制度について解説します。

補装具費支給制度

補装具費支給制度は、身体障がい者手帳を持っている方が補聴器を購入する際に使える制度です。身体障害者総合支援法の規定に基づき、補聴器を定価よりも安く買える仕組みになっています。

支給制度の利用によって、原則基準額の1割負担で購入できます。ただし、身体障がい者手帳が交付されない軽度から中程度の難聴の方は対象外となるため、あらかじめ確認が必要です。

自治体の助成制度

全国の各市町村のなかには、補聴器の購入をサポートをする制度を導入しているところもあります。障害者総合支援法に該当しない方が主な対象です。難聴のある高齢の方が多く利用しています。

補装具費支給制度と同様に、自治体の助成制度も公的な制度です。聴覚障害の等級や対象者の年齢、所得による制限を設けている場合があります。制度利用を検討している方は、詳細を事前に各自治体に問い合わせてください。

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自分に合った価格と性能の補聴器を選ぼう

補聴器は価格に加え、自分自身の聴こえやライフスタイルに合った製品を選ぶ必要があります。あらかじめ相場をチェックして、自分に合う補聴器がどれくらいの価格で購入できるか調べておくのも大切です。

補聴器は購入しても、メンテナンスや修理などに費用がかかる場合があります。それを見越して、不明点や疑問があれば専門店スタッフに相談をしながら、ぴったりの補聴器を購入しましょう。

A2.はい。耳鼻咽喉科や補聴器販売専門店で測定ができます。聴力測定のデータは、補聴器選びに利用できます。

A2.はい、オンラインでも購入はできます。しかし専門スタッフに相談しにくい点がデメリットです。販売店に足を運んで購入すれば、スタッフに不安な点を詳しく相談できます。