充電式補聴器のいろは!電池式と迷ったときの選び方を解説!
ファミリー補聴器店長の吉野です。今回は、充電式補聴器の仕組みやメリットについて解説します。補聴器には、電池式と充電式の補聴器があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、どのように選んだらよいか悩む方もいることでしょう。
この記事では、充電式補聴器をメインに解説するので、電池式の補聴器と悩んだときに選ぶ方法を参考にしてください。
Contents
充電式補聴器とは?
補聴器には、充電式と電池式のものがあります。
まず、充電式補聴器について紹介します。充電式補聴器は就寝中など、補聴器を外している間に充電できる、利便性のある補聴器です。補聴器初心者の方でも使用しやすいため、店舗スタッフにおすすめされることもあるかもしれません。
充電式補聴器の具体的なメリットやデメリットについて解説します。
充電式補聴器のメリット
充電式補聴器のメリットは、以下の点です。
- 補聴器を使用しない時間帯に充電できるため便利
- 手間がかからない
補聴器を初めて使用される方などは、充電式補聴器を選ぶほうがよいでしょう。手間をかけずに補聴器を使用できる点や、故障リスクが少ない点などから、初心者向けの補聴器です。
充電式補聴器のデメリット
充電式補聴器のデメリットは以下の通りです。
- 毎日充電しなくてはならない
- 購入コストがかかる
充電式補聴器の場合、ほぼ毎日(機種によっては2~3日ごと)充電が必要となるため、緊急時に電池切れで使えなくなってしまうことがあります。補聴器本体に加えて充電器が必要なため、費用をできる限り抑えたい方は購入に二の足を踏むかもしれません。
電池式補聴器とは?
電池式補聴器は、電池を交換して使用する補聴器です。充電式とは違い、電池がなくなったら交換しなくてはなりません。補聴器用の小さなボタン電池を定期的に購入する必要や交換する手間があるため、管理をしっかりできる方に向いています。
具体的に、電池式補聴器のメリット・デメリットを紹介します。
電池式補聴器のメリット
電池式補聴器のメリットは以下の通りです。
- 電池があればいつでも使える
- 目立ちにくい補聴器を使える
- 電池容量が大きい
電池式の場合、予備の電池を準備しておけば非常時も安心です。野外で電池が切れたときや停電時でもすぐに交換できます。充電式補聴器の連続使用時間は大容量タイプでも60時間前後ですが、電池式補聴器は最大300時間近く連続しようが可能なものもあります。毎日の充電が煩わしいという方には、電池式補聴器は特にオススメです。また、電池のサイズに合わせて小さめの補聴器を選べる可能性もあります。
電池式補聴器のデメリット
電池式補聴器のデメリットは以下の通りです。
- 電池を買い続けなくてはならない
電池式補聴器は、消耗品である電池を定期的に買わなくてはならないというデメリットがあります。電池サイズは指先ほどの小さなものなので、細かい作業が苦手な方には取扱いが困難な場合があります。
補聴器を選ぶときのポイントとは?
補聴器には充電式と電池式がある点を理解したうえで、どのように選んだらよいのか迷うことがあるかもしれません。ここでは、補聴器を選ぶときのポイントを紹介します。
具体的には、補聴器の費用と管理方法です。それぞれのポイントについて解説します。
ポイント①:費用
補聴器を選ぶときは、費用面で検討すると使い続けやすいでしょう。
維持費を抑えたいのであれば、電池式補聴器がおすすめです。補聴器本体価格について、ほぼ同性能の補聴器の場合は電池式補聴器の方が低価格の場合が多いです。
充電式補聴器の場合は本体価格のほかに充電器が10,000円~40,000円かかります。また3年目から前後に内部充電池の交換が必要となります。電池式補聴器についても、交換用電池を定期的に購入する必要がありますので、購入前に長期的なコストを計算して比較しましょう。
ポイント②:管理方法
補聴器は費用面だけでなく、管理方法でも検討しましょう。
一般的に、扱いやすいのは充電器補聴器です。定期的なメンテナンスは必要ですが、補聴器をつけなくていいタイミングで充電ができるため、その点も快適でしょう。
【Q&A】
Q:充電式と電池式の補聴器を悩んだらどのように選ぶとよいですか?
A:レンタルサービスを活用して購入を検討しましょう。充電式も電池式も、どちらもメリット・デメリットがあります。そのうえで、自身のライフスタイルに合わせた補聴器を選択しましょう。