コラム
補聴器について

若い女性におすすめの補聴器は?使うメリットや選び方を紹介

ファミリー補聴器店長の吉野です。聞こえの維持のために、早いうちから補聴器を使用することは大切です。本記事は補聴器が必要な若い女性に向けて、補聴器を使うメリットや選び方、おすすめの補聴器を紹介します。ぜひ補聴器を購入する際の参考にしてください。

若い女性と補聴器

日本聴覚医学会難聴対策委員会は、補聴器の適応基準を中等度難聴(40db以上70db未満)以上としています。中等度難聴は、普通の声の大きさで話していて、聞き間違いや聞き取りが難しい場合があります。

補聴器は、加齢による難聴や耳の疾患により、高齢の方の使用率が高い機器です。ただし年齢に関係なく、難聴の程度によっては補聴器を使用するメリットが多くあります。

若い方でも、医師に補聴器を勧められた場合は使用を検討しましょう。

ネガティブなイメージがある?

日本補聴器工業会が行った調査では、補聴器を使わない方の25%が「補聴器を装用することが恥ずかしい」と回答したほか、次のような意見がみられました。

  • わずらわしい(57%)
  • 装用しても元の聞こえに戻らない(38%)
  • 補聴器は騒音下では役に立たない(26%)

補聴器にネガティブなイメージを持つ方も、補聴器を使用して得られるメリットをご確認ください。

補聴器を使用するメリット

若いうちから補聴器を使用することで、次のようなメリットがあり、聞こえやQOLの維持につながります。

  • 聞き逃しや誤解を防ぐ
  • 仕事での聞こえの不安や心配を減らす
  • 認知症や交通事故・転倒を防ぐ
  • 音楽や会話、社交的な活動を楽しめる

補聴器で聞き逃しを防ぎ、聞こえの不安を減らすことは大切です。円滑にコミュニケーションを取れるようになると、自信にもつながります。

補聴器の選び方

補聴器を選ぶポイントとして、次の3点を解説します。

  • 操作しやすい補聴器
  • 目立ちにくい補聴器
  • デザイン性の高い補聴器

自分に合った補聴器を選ぶ参考にしてください。

操作しやすい補聴器

補聴器を初めて使用するにあたって、操作性がよいかどうかは重要なポイントです。補聴器は高額な買い物であるため、自分にとって使いやすいものを選び、操作しにくくて使わなくなるケースを避けましょう。

Bluetooth搭載だと、スマホで音量調整や音質を変更できて通話も便利です。ワイヤレスイヤホンとしても使えて、音楽や映画鑑賞が快適になります。

目立ちにくい補聴器

まわりの人に補聴器を使っていると気づかれるのが、恥ずかしいと思う方もいるでしょう。補聴器のなかでも特に小型のものを選ぶことで、会話相手に気づかれにくくなります。

耳あな型の補聴器は耳の穴におさまるサイズで、目立ちにくい補聴器です。肌に近い色の製品も多くあります。

耳かけ型は本体が耳の後ろに位置し、正面から見えるのは細い透明なチューブだけであるため、目立ちにくくなります。

また、耳まわりの髪の毛である程度は隠すことも可能です。目立ちにくい補聴器を選ぶ際は、紛失に注意してください。

デザイン性の高い補聴器

目立たない補聴器を選ぶのではなく、デザインで見せる補聴器を選ぶのもよいでしょう。

スタイリッシュなデザインで、ファッションアイテムの一つとして身につけられます。カラーバリエーションが豊富な製品だと、好きな色を選べます。

補聴器を隠さないことで、初めて話す相手にも自分が難聴であると説明しやすいのがよい点です。聞こえないことによる勘違いを防ぎます。

その反面、過度な気遣いや特別扱いを受け、居心地悪く感じる恐れは考えられます。

若い女性におすすめの補聴器

若い女性におすすめする補聴器のタイプは、耳あな型か耳かけ型です。

耳あな型は小さいサイズで目立ちにくく、高音質な製品が多くあります。オーダーメイドで耳にぴったりのものをつけられる反面、操作ボタンを押しにくいデメリットがあります。

耳かけ型は、装着感がよく疲れにくいのが特徴です。種類が豊富で、幅広い聴力に対応できます。

以下、おすすめの補聴器を3点紹介します。

  • オーティコン Intent(インテント)
  • シグニア インシオIX
  • フォナック オーデオ・ルミティ ライフ

それぞれの特長を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

オーティコン Intent(インテント)

オーティコン社のインテントは、耳かけ型で目立ちにくい補聴器です。価格は260,000円からで、人工知能や4Dセンサーを搭載、豊かな聞こえを実現しています。

Bluetoothで音質にこだわれる補聴器で、1時間の充電で1日中使用できます。

シグニア インシオIX

シグニア社のインシオⅨは耳あな型の補聴器で、価格は165,000円からです。耳の穴に収まる超小型モデルなため、まわりの人に補聴器を見せたくない方におすすめします。シグニア社の最新技術、ワードロックオン機能を搭載しており、騒がしい環境でも会話が可能です。

フォナック オーデオ・ルミティ

フォナック社のオーデオ・ルミティは、耳かけ型の補聴器で、メーカー希望小売価格は170,000円です。本体カラーは11種類から選べます。

フォナック独自のスマートスピーチテクノロジーでことばの理解を向上させ、聞くための労力を減らします。

ファミリー補聴器のバナー

若い女性でも補聴器の利用を

若い女性でも、必要であれば補聴器を使用した方がよいでしょう。コミュニケーションが取りやすくなり誤解や不安を減らせる、生活の質が向上するなどのメリットがあります。

補聴器を購入する際は、補聴器専門店に行き、実際に装着することが大切です。難聴の程度や使用環境・生活スタイルにあったものを選びましょう。

補聴器を検討している方はぜひファミリー補聴器にご相談ください。

【Q&A】

Q1:一般的な補聴器の価格はどのくらいですか?

A1:片耳分で15万円程度が、補聴器の平均的な購入価格といわれています。補聴器の購入に対して、医療費控除や障害者総合支援法の支給制度、市区町村の助成制度が利用できる場合があります。

Q2:補聴器を試しに使ってみることはできますか?

A2:当店では2週間、無料でお試しできます。ぜひご相談ください。