中等度難聴とはどんな病気?難聴の程度(レベル)とは?
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中等度難聴とは、どんなレベルと悩みか
難聴のレベルは、大きく分けて下記の4段階に分かれます。
- 軽度難聴
- 中等度難聴
- 高度難聴
- 重度難聴
中等度難聴は、日常会話に支障が出るレベルの難聴です。できるだけ近くで話を聞こうとする・テレビや動画も大音量でないと聞こえない等の症状がある場合は、中等度難聴のおそれがあります。
また、人との会話が成り立たなくなる可能性も出てきます。会話が成り立たなくなると不安になってしまうでしょう。難聴が原因で気持ちが落ち込み、うつ状態になることもあります。
中等度難聴の疑いがある場合は、具体的に自分がどんな症状が起きているか気にかけてみてください。症状を把握すれば、診察で改善策を具体的に確認できるでしょう。
中等度難聴に年齢は関係あるか
難聴は年齢に関係なく起きる可能性があり、難聴レベルもさまざまです。加齢による中等度難聴の場合、40代から聴力低下が始まるといわれています。
聞き取りにくくなったと感じる場合は、難聴の疑いがあります。そのまま放置しないよう気をつけてください。
中等度難聴の予防方法はあるのか
中等度難聴を含め、難聴は予防で進行を遅らせる方法があります。予防例も参考までにご紹介します。
- 大音量でテレビや音楽を聴かない。
- 静かな場所で耳を休ませる時間を設ける。
- 大きな音が常に出ている場所を避ける。
- 食事・運動・睡眠も含め規則正しい生活を過ごす。
耳に負担がかからないような、ストレスが少ない生活を心がけるようにしましょう。
中等度難聴の疑いがあればどうすればいいか
難聴の疑いがあれば、耳鼻科を受診しましょう。問診で聴力の状態を確認でき、中等度難聴か、レベル別で難聴か判断できます。高い音が聞こえにくい場合は、加齢性難聴の疑いがあります。
不安な点があれば、受診の際に医師へ併せて相談しましょう。
難聴の治療方法とは
加齢の難聴に対する根本的治療は現在ありません。耳鼻科を受診し、医師に従い自分に合った補聴器が必要です。
中等度難聴も含め難聴の疑いがある場合、少しは聞こえるから大丈夫と自己判断しないほうがよいでしょう。補聴器も含め、今後どうすればよいか相談してください。
補聴器にはどんな種類があるか
補聴器はさまざまな種類があり、大きく分けると下記の3種類があります。
- 耳かけ型
- 耳あな型
- ポケット型
いずれも中等度難聴に対応している補聴器です。
それぞれの特徴と、メリット・デメリットをご紹介していきます。
耳かけ型
耳かけ型は、おしゃれ感覚で装着できるうえに目立ちにくい特徴があります。さらに、小さく目立たないタイプ・広く認識されている一般的なタイプの2種類が存在します。軽度・中等度・高度・重度の一部の難聴に対応可能です。
耳かけ型補聴器のメリット・デメリット
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デメリット |
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現在日本で販売されている補聴器の約65%が耳かけ型です。
RICタイプという、レシーバーが耳せんと一体化した耳かけ型補聴器も近年普及しています。
耳あな型
耳あな型は持ちやすく、耳につける時に向きが分かりやすいため、イヤホンのように簡単に装着可能です。軽度・中等度・高度の一部の難聴に適応しています。
耳あな型補聴器のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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耳あな型補聴器は自分の耳穴の形に合っている必要があるため、基本的にはオーダーメイドする必要があります。耳あな型を希望する場合は、作製可能か相談しましょう。
ポケット型
ポケット型は、イヤホンケーブルがついた小さな機械です。本体をポケットに入れて持ち歩きます。また、テレビを含め1台で家の中の音声をほぼサポートすることが可能です。軽度・中等度・高度の難聴に適応しています。
ポケット型補聴器のメリット・デメリット
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デメリット |
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ポケット型は30年〜40年前に頻繁に利用されていましたが、現在では少数派の補聴器です。
中等度難聴は生活に支障がでるため、補聴器購入を検討しよう
中等度難聴の症状は日常会話に支障が出るレベルです。補聴器の使用などで進行を遅らせることはできても、根本的な治療はありません。中等度難聴かな?と感じたら、早めに耳鼻科を受診しましょう。
難聴と診断された場合は、医師に補聴器が必要か確認しましょう。
補聴器は大きく分けて耳かけ型・耳あな型・ポケット型の3種類があります。自分の難聴のタイプやどのように利用するかを補聴器販売店で相談し、自分に適した補聴器を選びましょう。
当店も下記のとおり補聴器を扱っております。些細な事でも構いませんので、補聴器選びのサポートの機会をいただけると幸いです。
中等度難聴を含む難聴に関してよくある質問
Q.難聴になると、どのように聞こえてくる?
A.聞こえ方は人によって異なりますが、加齢の場合は高い音から聞こえづらくなります。聞こえにくいと感じたら、聴力の測定を受けて医師の判断で症状を確認しましょう。
Q.難聴になったら、補聴器は必要?
A.難聴になると、補聴器は生活するうえで必要です。耳が聞こえづらいと、生活に支障が出始めます。また難聴は認知症発祥の原因にもなり、身体全体にも影響が出る可能性があります。現状では難聴になると治療方法がありません。早期発見と補聴器の使用が認知機能の低下予防につながります。