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聴覚障害者向けの音声文字変換アプリとは?無料で使えるアプリも紹介

聴覚障害があると、仕事や日常生活においてコミュニケーションが難しいと感じる場面もあるのではないでしょうか。そんな時、音声文字変換アプリがあれば意思疎通に便利です。音声を文字で受け取れるため、さまざまな場面で活用できます。

今回は、聴覚障害がある方向けの音声文字変換アプリの特徴やメリット、無料の音声文字変換アプリを紹介します。音声文字変換アプリが気になる方は、ぜひご覧ください。

音声文字変換アプリとは?

音声文字変換アプリとは、スマートフォンのマイク機能で拾った音声を文字に変換するアプリです。オンラインミーティングや社内での連絡など、さまざまな場面で使えます。

聴覚障害のある方が直接やり取りをする際も、伝えたい用件を文字に起こせるので役に立ちます。メッセージを送る側も受け取る側も、文字のみでやり取りができるので便利です。

音声だけでは伝わりにくい言葉も、アプリの文字入力を通してスムーズに伝達ができます。

聴覚障害のある方が音声文字変換アプリを使った方がよい理由3選

聴覚障害のある方が音声文字変換アプリを使った方がよい理由は次の3つです。

  • 言葉を字幕で表示してくれる
  • 返事もテキストで表示できる
  • 周囲とコミュニケーションが図りやすくなる

この章では、それぞれの理由について解説します。

1.言葉を字幕で表示してくれる

アプリによっては、音声をリアルタイムで文字に変換してくれます。文字を入力しなくても、そのまま音声を拾い上げるのでスムーズにやり取りできます。

伝える側(健常者)も受け取る側(聴覚障害のある方)も、リアルタイムでコミュニケーションが図れます。仕事で何かをすぐに伝えなければならないときには、字幕表示のできるアプリが便利です。

字幕表示ができないアプリは、テキスト入力でメッセージを伝えられます。

2.返事もテキストで表示できる

返事をする際は、テキストメッセージで意思疎通ができます。離れていても、メッセージを送信してコミュニケーションを図れます。通常の会話はもちろん、オンラインミーティングでも利用可能です。

キーボード入力が苦手な方のために、入力補助機能がついているアプリもあります。スマートフォンとパソコンの両者に入力が対応しているものもあるので、機能を確認してみましょう。

3.周囲とコミュニケーションが図りやすくなる

音声文字変換アプリを利用すれば、仕事や日常会話でもやり取りがしやすくなります。スマートフォンやタブレットにアプリを入れれば、特別な技術が無くても聴覚障害のある方が円滑にやり取りできます。

対面でもオンラインでも、音声文字変換アプリがあれば文字で連絡ができて便利です。近年では、音声読み取りの精度が高く機能が充実したアプリもあるので、検討してみるとよいでしょう。

聴覚障害のある方向けの無料音声文字変換アプリ5選

無料で利用できる聴覚障害のある方向けの音声文字変換アプリには、次の5つがあります。

  • こえとら
  • YYProbe
  • Google’s Live Transcribe
  • UDトーク
  • 声で筆談

この章では、それぞれのアプリについて紹介します。

1.こえとら

こえとらは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発したアプリです。音声入力や定型文入力もできるので、聴覚障害者の方がスムーズに会話できます。

複数の端末と連携して、チャットルームを利用して同時の会話が可能です。必要に応じて、絵や地図を利用してメッセージを伝えられます。

音声合成技術によって、精度の高いコミュニケーションを実現できます。

2.YYProbe

YYProbeは、リアルタイムで音声(発言)を認識し、即時に文字入力をして伝達のできるアプリです。過去の会話の履歴を残せるので、過去の連絡事項や要件を確認できます。

騒音の多い現場でも、人間の声を拾い上げます。人の会話や笑い声などを細部まで表現できる精度の高さが特徴です。

機能がシンプルなので、初めて音声文字変換アプリを利用する方に向いています。

3.Google’s Live Transcribe

Google’s Live Transcribeは、大手企業のGoogleが提供している音声文字変換アプリです。パソコンとスマートフォンの両方に対応しています。自動音声認識技術を使って音声を拾い上げて、音声の内容の読み取りが可能です。

また、自分の名前が呼ばれたらバイブレーションで通知する機能もついています。音声文字変換を行った内容は保存できず、すぐに消える点からプライバシーにも配慮されています。

4.UDトーク

1対1の会話から多人数のミーティングまで、幅広い場面の音声文字変換に対応できるアプリです。音声のテキスト入力や定型文入力など、ユーザーに合った伝達ができます。

スマートフォンやタブレットはもちろん、パソコンでも利用可能です。Zoomを使ったオンラインミーティングでも利用でき、リアルタイムで文字入力をしてくれます。

パソコンから利用できるため、リモートワークが多い方に向いています。

5.声で筆談

名前の通り、音声を通して筆談を実現できます。画面の文字が大きめで、スマートフォンが苦手な方も使いやすい音声文字変換アプリです。QRコードで会話グループを管理できるので、決まった人とやり取りをしている方には役立ちます。

入力の際、音声入力とキーボード入力の両方が利用可能です。フォントの大きさは、設定画面から随時変更ができるので、自分に合った大きさに調整できます。

無料音声文字変換アプリで円滑なコミュニケーションを

音声文字変換アプリにはさまざまな種類があります。職場での連絡や家族との会話など、それぞれの場面で使いやすいアプリを選択するのが大切です。

筆談ボードやメッセージの履歴記録など、使える機能を見て適切なアプリをダウンロードする必要があります。

聴覚障害のある方が音声文字変換アプリを利用する際は、周囲へあらかじめ周知をしておくとよいでしょう。

【Q&A】

Q1.音声文字変換アプリはすべて無料で使えますか?

A1.ほとんどの機能は無料で使えますが、一部有料の機能もあります。アプリによって違いがあるので、確認が必要です。

Q2.音声文字変換アプリを利用する際は、事前に職場や学校で周知をしたほうがよいですか?

A2.はい、事前にアプリの利用を周知をしておけば理解を得やすくなります。アプリの特徴や機能なども説明しておくとよいでしょう。

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